曇りのち晴れ


J通信-36 H16.12.07

          

          
 イラク復興支援と日本の役割                                             
                      
ー イラク、サマーワでの自衛隊の活動報告 ー                              

  日本がイラクの復興支援を行ってきてからはや1年が経ちます。日本は、自衛隊の復興支援活動と日本政府の開発援助(ODA)の両輪でイラクの人たちが、明るい未来を取り戻すために、生活基盤の整備として水、医療、電力等の供給を行ってきております。
  しかし、日本の皆さんは、意外とその活躍を知りません。そこで、私は、小泉首相にもっとイラクでの自衛隊の果たしている役割、活動を国民に紹介すべきであると訴えてきました。

  そのことが実り、今回、内閣府政府広報室が編集協力して発行している「にっぽんNOW」12月6日付の広告紙を特別号を増刷するなどして、全国的に1640万部発行。今まで190万部発行だったものが、いっきに8倍以上の発行部数となり、国民の皆さんに自衛隊のイラクでの復興支援とイラクの人たちからの喜びの声を伝えることできました。

  ここで、その一部を紹介させていただきます。


  ○ 政府開発援助による支援
  
     水・衛生ーーー上下水道の修復。整備(延べ約200万人の人を支援)
     医療・保健ーー病院の修復、医療器材、医薬品お供給(年間延べ約400万人
               の費用体制の整備)
     電力ーーー発電所の復旧等(イラクの供給電力量の約10%を復旧)
     教育・文化ーーー学校の修復(延べ約610万人の生徒・学生を支援)
     その他ーーー消防車の供給、通信網の復旧
     
     * 延べ、30万人以上の雇用を創出
     

  ○ イラクの人々からの喜びと感謝の声
     
     「サマーワの住民も復興支援を大変評価しており、自衛隊による復興支援活
     動を是非とも続けていただきたい」 アッラウイー首相
     
     「自衛隊は各種のプロジェクトの実施を通じて、サマーワ市民の暮らしの安定
     に貢献してくれています」 ムサンナー県ハッサーニ知事
     
     「以前は川の水を飲んで、子どもがよく病気となりました。今は清潔な水をの
     めてうれしい」 男性住民
     
     「日本の医師や看護師は我々と同じ目線にたって、指導してくれます」 サマ
     ーワ母子病院の看護師
     
     「この学校から多くの生徒が卒業し、この国の再建に貢献することでしょう。日
     本に感謝します」 ハドバー小学校校長
     
     その他、数々の喜びと感謝の声が掲載されています。
 
     時間的に「にっぽんNOW」に掲載できなかった点を附記しておきます。、
      
      1.11月11日、サマーワ市の人たちが、自衛隊の宿営地を訪れ、自衛隊の
        駐留継続を訴えました。また、その際、復興支援活動の拡大や陸自へ
        のテロ攻撃に反対する手紙が自衛隊に提出されました。

      2.市民140人による「NO、テロリズム」や「自衛隊に感謝」など書かれた
        横断幕を掲げての行進がありました。

      3.日・オランダ防衛首脳会談の際、オランダのカンプ国防大臣からは、現
        地における活動では地元の信用を得ることが重要であり、そうした点も
        含めて、自衛隊の人道復興支援を高く評価する旨発言がありました。

      4.朝日新聞と地元紙ウルクと共同でサマーワ市のあるムサン州の18歳
        以上を対象に世論調査を実施しました(調査日:19-22日、有効回答者
        男性559名、女性566名)。その結果です。

        ○ 自衛隊の駐留に賛成しますか。
           自衛隊の駐留に大いに賛成60%、おおむね賛成24%、合わせ
           て84%が賛成。
        ○ 自衛隊の駐留は住民の利益になると思いますか。
           住民の大いに利益になる43%、ある程度利益になる33%、
           合わせて76%が住民の利益になっている。。
        ○ 現在の治安をどう思いますか。
           非常に安全だ69%、普通に安全だ21%、合わせて90%安全だ
           と思っている。 

       しかしながら、政府としては、現地の復興の進展状況の変化、イラクにおける
       政治プロセスの進展の状況、現地の治安に係る状況、多国籍軍の活動状況
       及び構成の変化など諸事情をよく見極め、必要に応じて適切な措置を講じる     
       こととしており、あくまでも人道復興支援するにしても自衛隊の安全第一と思
       っております。
      


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